過去の日記へ
 8月31日(水)
 早いもので今日で8月も終わり。今朝は、なんだかずいぶん涼しかった。すでに秋の気配?ま、去年もこんなことを書いたあとに、根気のよい残暑に苦しめられたような気がするが・・・。
 
 今日も稽古。稽古後、ビールを飲みながらミーティングを行う。宣伝について、映像について、そして舞台美術についてと、議題ももりだくさん。公演までまだあと1ヶ月あまりあるのだが、「なんか、今回忙しくない?」とみんなが言うほど、準備段階がけっこう慌ただしい。まあそれだけ、それぞれの作業がレベルアップしているということなのだろう。明日からはいよいよチケット発売。できるだけ多くの人に、ぜひ観てもらいたいと思う。ということで、これを読んでいるみなさん、どうぞ観に来てくださいませ☆
 みんなと飲むビールもおいしくて楽しいけど、家に帰ってからこうして気球日記でも書きつつ、一人で飲むビールもまた格別だ。ちょっと疲れた日には、よけいにそう思う。いささか麻痺した脳で、とりとめもないことを考える。こうして明日へのエネルギーをまた充電するとしよう。

 
 8月29日(月)
 平日休みの一日。映像の素材集めに、井の頭公園へ。
 吉祥寺は平日でも人出が多くて、にぎわっていた。駅から井の頭公園に続く商店街が私は好き。あやしげな雑貨屋さんや小さな古着屋さんがひしめいていて、あちこち寄り道したくなる。

 夜、仕事がらみの打ち合わせかたがた、同業者3人で飲む。たまには居酒屋じゃなくて、もうちょっとおしゃれな串焼き屋さん。
 同年代の女性ばかりなので、結局本題の打ち合わせはそっちのけで、おしゃべりに興じた。仕事は同じだけど、それぞれ違った趣味があり、いろんな話ができて楽しい。人間関係の話から政治の話まで話題は際限なく広がり、気がつけばずいぶん時間がたっていた。最後にカフェでコーヒを飲んでしめるあたりも、なんだか女性らしくて新鮮だった。

 
 8月28日(日)
 今日はロング稽古。稽古の前に、公園で映像素材の撮影。夏も終わりだというのに、この期に及んでまたさらに日焼けする。もういい、いくらでも黒くなってやる。
 先週から、シーンによって立ち稽古を始めている。まだ段取りつけの段階だが、いよいよシーンが立体的になってきて興味深い。もうすぐ9月。本番に照準を合わせて、限りある時間を大切に使っていきたいと思う。
 稽古後はミーティングをした。チラシもできたし、チケット発売ももうすぐだし、宣伝活動にも力を入れていかねばならない。

 これから、さまざまな制作業務や日々の稽古に追われていくけれども、今回の作品が発するところの最初の思いをあらためて大切に見つめ直したいと思う今日このごろ。今回は、中途半端にやるぐらいなら、あえてやらないほうがいいテーマに出会ってしまったのだ。ここからが、勝負なのだ。

 
 8月27日(土)
 昼間、前回公演に出演してくれた柊しんやさん所属のサバイバーパンクス10TH LIVE「殺神戦記」を観に行った。
 さすがに10回公演だけあって、気合の入った作品だった。ストーリーは正統派というか、ちょっとありがちな感じではあったけど、アクションもふんだんに入っていたし、衣装や小道具も凝っていて、やりたいことを余すところなくやっているなーという感じがした。役者さんも全員テンションが高くて、それゆえにありえないキャラもちゃんと存在できており、不思議な説得力があった。私にはファンタジーは書けないけど、こういう作品を創るのも楽しそうだなあ、と思った。
 それにしても、10回公演とは。代表の横山氏が当日パンフに言葉を載せていたが、やはり続けていくということはそれだけで大変なことだ。世の中に劇団はたくさんあるけれども、旗揚げっぱなしで終わる劇団がもしかしたら一番多いんじゃないか?10回まで公演を積み重ねてきたサバイバーパンクスのみなさんに敬意を表したい。
 今はまだ想像もつかないけど、気球が10回公演を迎えるころにはどうなっているのかな。もちろんただ続いているだけじゃなくて、より世界観の広い、深みのある作品を創り出せるようになっていたいな。

 夜は、久しぶりに殺陣教室へ。1ヶ月ぶりだったので、自分の体力に少々不安を感じつつ参加する。
 最初、サッカーとバレーボールをやった。ひょえ〜、サッカーなんて中学校か小学校の体育でやったきりだよ。もともと運動神経が悪いので、どうしようもなく下手くそなんだけど、でもやっているうちにだんだん楽しくなってきた。昔、体育でやっていたときは、あんなにいやだったのになあ。それにしても、赤池氏はじめ、たかぴろやおぎーはやはりむちゃくちゃうまかった。あんなに自在にボールを操れるって、いったいどういう感覚なんだろう。同じ人間とは思えない。1時間半もそんなことをしていたら、Tシャツが重たくなるほど大汗をかいた。
 後半は、木刀殺陣。合計180本の素振りと、抜き胴、2人組みでの巻き打ちの練習をやる。腕の筋肉はぷるぷるしてたけど、久しぶりに袴を身に着けて木刀を振っていると、気持ちがしゃきっとしてくるようだった。やっぱり殺陣っておもしろいなあ。そして、稽古後に飲むビールが最高においしいことも、もちろん大きな魅力なのだった。

 
 8月25日(木)
 おたふくから完全復活して、今日から仕事復帰。「やせたんじゃない!?」とみんなに言われてご満悦。まさに不健康ダイエットだ。
 夜はとまっちと秦くんと3人で映像ミーティングだった。しかし折りしも台風到来。台風が来るとなんとなく興奮してしまうのは私だけだろうか?待ち合わせの新宿へ行くと、駅ビルまでが「台風のため9時30分で全館閉店します」と貼り紙が。しかし、誰も「今日のミーティングやるんですか?」などという確認をする者はなく、いつものように居酒屋に集まった。さすがだ。
 最近過労で肌年齢10歳増しの秦くんと、なんだか幸せそうなとまっちと3人で、映像の構成プランや足りない素材について話し合う。ううう、今回は今までになく映像大変そう。。。私にも、もっと技術があればいいのだが。さくさくと動画処理ができたらカッコいいよなあ。でも、技術以前にパソコンを買い換えないとダメみたいだ。
 ともあれ、自分にできることをがんばろう。まずは地道に素材を集めるのだ。
 
 8月23日(火)
 ちょうど一週間ぶりの気球日記。。。
 この一週間、私が何をしていたかというと、
 おたふくかぜで倒れていました。
 ノ〜〜〜〜ォッ!
 ドシテ、イマサラ、オタフク!?

 
 異変に気づいたのは先週の水曜日であった。朝起きたとたん、なぜか顎関節が痛い。撮影をがんばりすぎたせいか、昨夜飲みすぎたせいか・・・と自分の生活を振り返るが、別に顎を痛める心当たりはなし。なんとなく全身がだるかったが、それも日々の疲れのせいと考えて、夜はいつものように稽古場へ出かける。
 稽古中も、顎の痛みは増すばかりであった。しかし、この日はようやく役者が全員そろった記念すべき日だったので、大八へ飲みに出かける。そして、ビールに口をつけたとき・・・「!!!!!」耳の下に激痛が走る。おっ、おかしい・・・大好きなビールを受けつけないなんて、私の体には今まさに大変なことが起きている!あわてふためいて、みんなより先に大八をあとにした。帰り道、体調不良のせいか、なんだかいろんなことが悲しくなり、「え〜ん」と泣きながら自転車をこいだ。

 翌朝、目が覚めるとやはり発熱していた。しかし、今日はどうしても行かなければならない仕事があったので、ベッドを抜け出して身支度を始める。鏡をのぞいたとき、
 出た〜!おにぎりん!
 耳の下がしっかりはれて、立派なおたふくフェイスになっていた。
 どうにか仕事先にたどり着いたが、まわりのみんなにまず病院へ行くよう勧められ、病院では優しい先生に「おたふくですね。今日はもう帰ってください。」と宣告され、結局何もせず家へ引き返す。
 うう・・・この日のために作ったプレゼンは使えずじまいだった・・・まあ、パソコンや資料を届けられただけマシか・・・ああ、でも残念。悔しい思いで電車に乗ったが、すでに熱で頭が朦朧としている。真夏なのにぞくぞく寒い。それでもおなかは空くので、何か食べようとすると今度は激痛に襲われ、仕方なくプリンをちびちび食べる。うう・・・寒いよぅ。おなか空いたよぅ。職場に電話をすると、入院したほうがいいとか、実家に帰ったほうがいいとか、写真を撮っておくようにとか、いろいろ言われた。みなさん、あたたかい心配りに感謝します・・・。
 おとなになってからのおたふくは重いと言うが、40℃の熱がなかなか下がらなかったときにはさすがにあせった。熱が下がってからも、腫れがなかなか引かず、鏡を見ながら「・・・亀井静香?」とつぶやいたりしたものだが、今日はそれもだいぶ落ち着いて、ほっとした。

 明日医者に行って、このおたふくウイークにケリをつけたいところだが、いろいろと周囲に迷惑をかけながらも、この一週間本当にゆっくり体を休めることができてありがたかった。
 いくつもの仕事や約束をドタキャンすることになったが、その時間ベッドに横になっていて、「ああ、それでも世界は回っていくものなんだなあ」と思った。毎日せわしなく予定に追われているけれど、ムンプスウイルスひとつで何もかも頓挫を余儀なくされ、まあどうにかなってしまう。休んでいる間、いろんな人から電話をもらったり、メールをもらったりした。久しぶりに親とも電話で長話をした。送ってもらった梨をむいて食べた。肉体的にはもちろんだが、精神的にも小休止できた気がする。
 そして、めいっぱい動いて予定をこなせることや、大声で笑ったり話したりできることって、本当に幸せなことなんだなーとあらためて感じた。おたふくかぜをまだひいていないチビッ子のみんな!お友達がおたふくかぜをひいたら、一緒に遊んでうつしてもらおう!そして、まだひいていないオトナのみんな!・・・予防接種をお勧めします。

 
 8月16日(火)

日ごろの行いがいいから晴れたよ♪
 
 お盆時期なので、次回公演メンバーにも帰省する者が多い。私はもともと都内の生まれなので帰省する先もないのだが、待つ人のいるふるさとに帰省するのはなかなか感慨深いことなんじゃないかと思う。小さいまやちゃんは、今回衣装担当なので、帰省先の青森からこまごまと衣装関係の提案をしてきてくれている。実家で心置きなくのんびりしたいだろうに、ありがたや。しかも、兄弟の宿題まで押しつけられているとは、涙ぐましい限りである。

 今日は、撮影プロジェクトそのA。
 休日を楽しんでいる映像がぜひ欲しかったので、珍しく早起きしてお弁当など作ってみる。映像用なので、大切なのは味ではない。ボリュームゆたかに、彩りよく、おいしそうに見えること。途中、睡魔やつまみ食いの誘惑に襲われながらも、どうにか挫折せずに作り終えたところ、いきなり地震が起きて、雷まで鳴り出した。地球は異常気象だ。負けるもんか。
 
 そんなことはものともせずに、ロケ地の葛西臨海公園へと向かう。撮影時には太陽も出て、撮影日和となった。周囲の子どもや犬たちに混ざって、ちょっと海にも足を浸してみた。潮風が心地よくて、海の水が冷たくて、すっかり夏休み気分。必要な映像を無事にカメラにおさめ、帰り道のビールがめちゃくちゃおいしかったことは言うまでもない。

 
 8月15日(月)
 今回の公演では、また劇中で映像が登場する。もともとは、ライブが魅力の芝居で映像を使うのはずるい気がして、あんまり好きじゃなかったのだが、それならば効果的に使う方法を追求しようと考えて、第3回公演から毎回使っている。使い方は芝居の内容によってそれぞれだけれど、あくまでもメインは芝居なので、ダンスや芝居とのコラボレーションなど、舞台ならではの使い方を模索している。
 さて、本を書くときには、だいたいこのへんでこんな映像・・・と思いつきで書いてしまうのだが、稽古が始まると自分で自分の首を絞めていたことに初めて気づく。誰が撮るの!?誰が創るの?ていうか、誰にできるの、どこから出てくるの、この映像!?パニクっていても仕方ないので、少しずつ素材となる映像を撮りためていくことにする。

 今日は、井の頭公園にて、撮影プロジェクトその@。
 井の頭公園はわりとご近所なのだが、そういえばちゃんと歩いたことがなかった。しばらく、とまっちと園内を歩き回り、夜のシーンの撮影スポットを探す。園内はどこもきれいに整備されていて、なかなかイメージに合うところがなかったが、無理矢理茂みの中をかき分けたり、林の中に分け入ったりする。そうこうする間に無数に蚊に刺されてしまった荻くんがものすごい形相をするので、ひとまず撃退グッズを入手するためにみんなで戦線離脱する。
 復帰後、撮影スポット決定。全員蚊取り線香を手持ちし、蚊撃退対策も万全。仕事帰りに駆けつけた撮影メンバーそろう。周囲もとっぷり暮れて、いい雰囲気になってきた。いざ、撮影開始!
 やる気まんまんにビデオカメラの電源を入れると、あれ・・・?レンズキャップは外しているのに、「レンズキャップ」の文字が・・・どうやら、周囲が暗すぎて、焦点が定まらず、撮影ができないらしい。ううう。わざわざ夜まで待ったのに。光を映してカメラを正気に戻し、少しでも焦点を合わせるために、できるだけスローモーションで移動しながら撮影する。が、しかし、どう見ても心霊現象みたいな映像しか撮ることができなかった。というか、暗闇の中やたらゆっくりと歩きながら撮影している私と秦くんのほうが、遠目にはむしろ心霊チックだったかもしれない。
 くぅ。夜の撮影は出直しだ。

危うく蚊取り線香で根性焼きしそうでした。
 
 
 8月11日(木)
 今日は、朝からなんとなく身も心もだるい目覚め。冷房かけたまま寝たからかな。
 だがそうも言っていられないので、家を出てWESTEND STUDIOへ、BEYONDの公演にチラシの折込に行く。ゲネを控えて、メイクをととのえたみんなに会い、話をしながら折込をする。久しぶりに賢ちゃんにも会えたし、本番前の高揚した空気に触れて、ちょっと元気を取り戻した。
 夜、忍ちゃんと一緒に、舞台美術・舞台監督の染谷さんと打ち合わせ。染谷さんは以前にも増して多忙を極めているようだったが、おだやかな雰囲気は相変わらずで、次回公演のことについてこまごまと話すことができた。気球日記もしばしば読んでくれているそうで、「とても正直な日記ですよね」との感想をいただき、ちょっと赤面。。。染谷さ〜ん!!読んでますか〜?今回公演もよろしくお願いします!そして、空中バレエ飲み、楽しみにしてますよ〜〜!!
 冗談はさておき、信頼できるスタッフに出会えることは、劇団にとってこの上ない幸せだと思う。役者との出会いももちろんかけがえのないものだけれど、スタッフとの出会いはまた別物なのだ。前回一緒にやってくださった染谷さんとまた一緒にやれることは、劇団にとって安心だし、また楽しみでもある。染谷さんだけでなく、音響もおなじみのとまっち、そして照明も前回とてもすてきな明かりをつけてくれた齋藤さんがプランをしてくださることになって、ひと安心である。
 打ち合わせ後、次のミーティングへと去っていく染谷さんを見送って、忍ちゃんと飲む。そう言えば、前回公演終了後に彼が入団してくれてから、ゆっくりサシ飲みするのは初めてだったかもしれない。芝居のことや、そうでないことや、いろいろ話して楽しかった。あらためて、いろんな人の力で今の気球が飛んでいるんだなあと感じた。うれしかった。
最近人からもらったすてきな扇子。そうだぞ、みんな!
 
 
 8月7日(日)
 今日は、BEYONDの稽古場へ、振付の最終チェックに行った。メンバー全員がそろっていて、いよいよ公演直前の雰囲気。。。稽古場のクーラーの調子が悪くて、いろんな意味でアツイ!今日は、舞台監督をつとめるぐっちも来ていた。今まで練習してきたダンスを見せてもらい、気になる点をチェックする。
 作・演出を担当している扇谷くんは、公演直前の主宰としていろいろな苦労があるようだったが、それでも役者をやっているときは誰よりも楽しそうに生き生きとやっていて、見ていて一番笑ってしまった。いろいろな困難は付き物だとしても、芝居作りのプロセス一つ一つを楽しめるかどうか、そして最後までプラスのエネルギーをもって作品作りに臨めるかどうか。それって、才能も含めて、その人の度量次第だと思うのだ。
 さて、あとは本番を待つのみ。通しを見るのは本番のお楽しみにとっておいたので、関係者といえども、私も本番が楽しみである♪ 
◆◆◆
 最近、樽本さんから借りっぱなしになっている氷室京介のDVDをよく見ている。昔、BOφWY時代〜ソロの初期ぐらいに大好きだったんだけど、今じゃもう40代?ああ、でもこの人はやっぱりカッコいい。。。と思った。BOφWYの曲と、ソロになってからの曲を両方歌っていたが、昔の歌は昔の歌でやっぱり今聴いても興奮する。でも、昔の歌い方とは少し違って、円熟した感がある。そして、最近の歌を聴くと、知らない曲もあったけど、やっぱり楽曲的に成長&充実しているのを感じた。
 そのときの自分にしかできないことを、ひとつひとつ積み重ねていけたらいい。そして、自分のプロセスを振り返ったときにそれが少しずつでも成長していたら、なおいい。今の私には、まだ成長を実感できるほどの歴史はないけれど、10年後、今の自分をどんなふうに振り返っているのかな。

 
 8月6日(土)
 最近、断続的ではあるが、しばしば休暇をとっている。ビバ、夏休み♪大きな旅行の予定はないが、時間のゆとりがあるってすてき。まめに家事ができて部屋も片付いているし、新聞や本をゆっくり読める。朝気持ちよく起きて、朝食をゆっくりとることができる。ああ、幸せ。
 日中予定のない平日は、裁判所に傍聴に出かける。すっかりマニアになってきた。この時期は裁判所も夏休みモードらしく、ふだんより公判の件数がだいぶ少なくて、傍聴券の出るような大きな事件はやっていないし、夏休みの宿題なのか、ふだんは来られない中高生たちが大勢来ていてちょっとうざったいのだが、やっぱり裁判には見入ってしまう。まぎれもない現実がそこにはある。私たちは、こうして毎日誰かが裁かれていることを、もっと知っていたほうがいいと思う。それが、私たちの属する社会のシステムだから。
◆◆◆
 おととい、今回うちに客演してくれるGooday Co.の森田くんが出演している芝居を見にいった。会場は靖国神社内の野外ステージ、タイトルは「同期の桜」。言うまでもなく戦争モノで、特攻隊に志願した若者たちを描いた作品だった。時期的にもタイムリーな作品。久しぶりに芝居を観て号泣した。夜とはいえ夏の屋外はさすがに暑かったし、休憩をはさんで2時間半にも及ぶ長い芝居だったが、片時も退屈せずに見入ってしまった。
 芝居はジャーナリズムだと思った。いや、芝居に限らず表現活動というものは広い意味ではどれもジャーナリズムなのかもしれない。しかし、中でも演劇は言葉をあやつって感情に訴える表現活動である。そのことを自覚して、作品を創らなければならないと思った。ジャーナリズムには責任が伴う。垂れ流しや自己満足ではいけない。
◆◆◆
 今日から、週末稽古はロング稽古になった。1時から9時まで、一日の多くの部分を劇団の仲間と過ごす。今日はまだ、本役での読み合わせを始めて間もないので、遊びや話し合いの時間も多くとりながら、和気藹々とした稽古だった。
 今回は、説明的なシーンが比較的少なく、脚本上に出てこない時間も多く流れているので、そのあたりの共通理解をはかる必要がある。またキャラ設定も、脚本を読む限りではいかようにも解釈できる幅の広さがあるので、ある程度演出サイドで規定したほうが効率はよい。そこで、最近の時間的なゆとりを生かしつつ、演出としての役のファースト・インプレッションや、サイドストーリーの作成に、今までになく具体的に力を入れている。自分で書いた作品だけど、あらためて視点や着眼点を変えながら、ためつすがめつ見直してみると、新しい感情の発見もあったりしておもしろい。役者陣にもキャスティング前からかなりプレッシャーをかけていたせいか、早くから役の読みこみが深まっていて、これからの稽古が楽しみである。昨日など、ある役者の書いた役の履歴に思わず泣かされてしまった。
 ぜひとも、いい芝居にしたい。ひしひしとそう思う。
 
 
 8月2日(火)
 先日、仕事仲間が結婚して、二次会に参加した。暑い日だったけど、お天気はとってもよくてまさに結婚式日和だった。私も、おめかししたのでウキウキと出かける。最近は昔よりずっとラフな格好が好きになったけど、思いっきりおしゃれして外を歩くのって、やっぱり楽しいわ〜♪
 新郎新婦は比較的スピード結婚だった。最初に聞いたときはびっくりしたぐらいだ。一緒に行った仲間たちと、新郎新婦のなれそめなどを話していて、「ちょうどおたがいに心にすき間があったから、早かったみたいよ」と聞いて、なるほど!と妙に合点がいってしまった。今の私にはたぶん「すき間」がない。いつもいろんな意味でめいっぱいだし、自分でも意識的にそうするようにしているので、精神的にも物理的にも、いわゆる「すき間」らしいものがないのだ。でもきっと本当は、適度なすき間があったほうが人生は充実し、いろんなことに目を向ける余裕が出てくるのかもしれないなあ。人にももっと優しくできるかもしれないし、まわりも安心してつき合えるかも知れない。結婚は、たぶん私には向いてないから当分はいいとして、これからはもうちょっと「すき間」のある生活を送ってみようかと思った。
◆◆◆
 最近、ここしばらく考えていたことに、自分の中である決断をした。
 どちらかと言うと、今のことより先のことを考えて出した結論だ。曲がりなりにもオトナなので、ちょっとは先のことも考えるのだ。ずっと、今後もよくなると思える自分でいたいから。そして、そう思えるようになったところが昔とは違うんだなと思った。昔は、今がすべてで、今の思いに100%走っていた。
 でも、やっぱりちょっと悲しかった。何が悲しいのかよく分からない。しばらくじっとしていれば、ちゃんと元気になることは分かってるんだけど。
 この夏は転機だ。今までやりたいと思っていてやらなかったことにちゃんと取り組んで、新しい習慣をつけたいと思う。偶然にもそう思える出会いが最近多かったので、これも何かのサインなのだろう。
 出会うべき未来はきっとやって来る。
 それまで、よりよい自分でいるために。

 
 8月1日(月)
 昨日の稽古で、次回公演のキャスティングをほぼ決定した。
 今回は、いろいろと見てみたい配役や組み合わせが多くてすごく悩んだのだが、もういいかげん決めないといけないので、昨日までに3パターンのキャスティングを決めておき、最後の読み合わせを経て決定した。
 いよいよ、次回からは本役での公演稽古である。NG表とにらめっこしながら、稽古プランを練る。公演まであと2ヶ月ちょっと。決して時間がたくさんあるとは言えない。集中していくぞ。
◆◆◆
 今日は、仕事で異業種の人たちと飲む機会があった。今まで全然関わりのなかった世界の人たちで、とてもおもしろかった。人材育成や新人採用を担当している部署の人たちだったので、「企業としてはどんな人が欲しいんですか?」とたずねてみる。すると、「情熱的で、自分の夢を語ることができ、自分の考えで行動できる人」という答えが返ってきた。業種は違っても、どこの世界でも、欲しい人材は同じらしい。
 それにしても、違う世界の人と話してみると、世の中には私の知らないことがまだまだあるんだなーと思って楽しかった。一人一人みんな、本当にきらきらと目を輝かせて仕事のことや自分の好きなことを語っていたのが魅力的だった。「自分にとっては、仕事を通して自己実現できるからすごくおもしろい」と語ってくれた男性に、「趣味は?」と聞いてみると、「よくぞ聞いてくれました!」とますます目を輝かせて、「実はテディベアを作るのが好きで!」と、テディベアについて熱く語ってくれた。魅力的な人って、やっぱりどこか変わってる。そこがおもしろい。