過去の日記へ
  
 
5月29日(木)
 
 
  昨日、第3回公演の日程と小屋が本決まりになった。いえ〜い。今回は、決まるまでにちょっと苦戦した。いいなあと思ったところ、当てにしていたところはことごとくいっぱい。やはり、11月というのが芝居の繁忙期なのだろうか。最終的に、11月の週末に空きがありそうで、どうにかこちらの希望にも合いそうな劇場が2つに絞られた。
  今週月曜日に、そのうちのひとつを見に行く。場所は阿佐ヶ谷駅からほど近いが、路地に入るので入り口はちょっと暗い雰囲気。でも、中は広くて楽屋やブースもしっかりしており、小屋としては悪くない。ん〜、でもまたフラットスペースか・・・客席から組むのはできれば避けたいな・・・などと心の中で考える。また、もうひとつ同じ系列の劇場を案内してくださったので、そこも見に行く。こじんまりとしていたが、中はきれいだし、広い道に面しているので入り口が明るくていい感じ・・・でも、今度そこを使うとまっちに電話して聞いてみると、あまりに天井が低いのでおすすめできないとのこと。「ダンスは無理ですね」ん〜、じゃあ却下。
  翌火曜日、マーケン氏ともうひとつの候補、スタジオはるかを見に行く。ここは阿佐ヶ谷駅から歩くと少しあるが、南阿佐ヶ谷の駅からはとても近い。実は私は仕事場が近い関係上、何度も前を通ったことがあったのだが、あくまでも稽古場的なスタジオだと思っていた。「こんにちは・・・」と入っていくと、がたいのいい小屋主サマが登場して、楽屋から搬入口までていねいに案内してくれた。そして、いよいよ劇場へ・・・わあ。見たとたん、私はとても気に入ってしまった。天井が高くて明るいし、舞台らしい舞台がしっかりとある。切り穴や花道もいろいろと工夫できそうな感じ。欲を言えば、舞台の奥行きがないのが残念だが、その中で工夫することは十分可能だろう。小劇場を作るために設計から練って建てたということで、小屋主サマのこだわりが感じられる劇場だった。そのうえ、いろいろと劇団運営の内情も分かってくださる方で、安心して話ができた。帰り道、マーケン氏と早めの祝杯を挙げたことは言うまでもない。
  そして、昨日いよいよ本契約の運びに。11月7日(金)に仕込み、8日(土)・9日(日)に公演の日程である。さあ、あとは、本を書くぞお。それから、新規メンバーも集まるといいな。

  話は打って変わって、今週は月曜日からいっこうに肩こりが治らず、というか、「これ、いくらなんでも肩こりじゃないだろう!?」という激痛になってきたので、今日は整形外科へ行った。いろんな角度からレントゲンを撮られる。その結果、「首の骨が、やや不自然な形をしているので、脊髄を圧迫しているのでしょう。最近の人には多いんですけどね」と言われる。ひえ。なんじゃそりゃあ〜!でもたしかに、レントゲンを見ると不自然な感じが・・・。「まあ、これから治療していきましょう。しばらく通ってください」「・・・あのう、原因はなんでしょうか?」「パソコンのやりすぎとか、デスクワーク中心の人に多いですね。」「ひえ(図星)。」「寝る前に本を読んだりするのもやめてください。」「無理!!(心の叫び)」「これから週に3回くらい通えるといいですね」「無理っ!!(心の叫び)」ううう・・・週3回の稽古場通いならともかく、病院通いなんていやだなあ(泣)。でも痛いし。治療はマッサージだったので、マッサージ大好きな私としてはまあ保険でマッサージが受けられるのはありがたいことだが、う〜ん、参った。でも、四十肩じゃなくてよかった♪
  とにかく、しばらく早めに寝ようっと。
 
 
5月26日(月)
  
 
  おとといの土曜日に、今回の公演の反省会を行った。
  稽古場に向かう途中、貴弘くんに会う。このところ衣装のスーツ姿ばかりが印象に残っているので、普段着の姿が目新しく、たった1週間しかたっていないのにずいぶん久しぶりのような気がする。
  みんなで、今回の公演のビデオを見て、会計などの報告をし、写真の交換などをし、それぞれ感想を述べ合った。自分の順番が回ってきたとき、本当はもっともっと言いたいことがあったのに、なんだかうまくまとまらず、どうでもいいようなことを言って終わってしまった。まあ、言いたいことはその都度たくさん言ってきたから、これでいいんだろうな。
  そして、ふたたび打ち上げとなる。結局また朝まで。朝のさわやかな光の中、私はへろへろと家に帰った。翌・日曜日の予定はすべてドタキャンすることになり、ちょっと自己嫌悪。あ〜あ、おとなの女としては、もっとしゃきっと飲みたいなぁ。でもまあいいにしよう。

  先週は、反省会のためにいろいろな残務整理で忙しかったのだが、今日からいよいよ普通の日常に戻る。仕事のあと予定のない日が続くのは、ちょっと変な感じ。でもやっぱり余裕があってほっとする。しばらくは、のんびりするぞ。・・・と、思う間もなく今日は次回公演の小屋探しに奔走。このところ、マーケン氏と一緒にあちこちの劇場を当たっているのだが、私たちが狙っている11月前半はどこも先約ありで、非常にきびしい状況。でも、今日いくつか見てみて、いくつか候補が見つかる。明日またひとつ劇場を内見して、決めたいと思う。
  アクティブな一日ではあったが、今日はものすごい肩こりでびっくりしてしまった。別に肉体労働してないのになあ?それも夕方になるにつれてひどくなり、凝っているというより痛い感じでだんだん身動きがとれなくなり。あんなの初めて。疲れが出るにしてもこんなにリアルに!?ああ、もう今日は早く寝よう・・・と思いつつ、家に帰ってからは、ホームページをいじり出してしまう。公演が終わったので、ちょっと一新してみました。あんまり凝ってないけど、まあいいか。いくつかコンテンツが変わりました。今後ともよろしくお願いします。
  
  
 
5月23日(金)
 
 
  公演が終わって、5日たった。
  ようやく、稽古をしている夢も見なくなって、ほっとしたような、さみしいような。日常がよみがえってきて、「ああ、こうだったんだ」とかえって新鮮な日々である。
  明るいうちに、街を歩ける。終わり時間を気にしないで、仕事ができる。やっと、洗濯ができる。そんな当たり前のことが、とてもありがたく思える。3ヶ月ぶりくらいで貸し本屋に行ったら、おじさんが私の名前を覚えていてくれた。そんなのも、またうれしいひと時である。
  明日は、反省会である。これがまた、みんなの予定が合わなくて、なかなか決まらなかったのだけれど、ともかく本番後1週間でまたみんなに会えるのは幸せなことだ。この1週間は、明日みんなに渡すものを用意すべく、残務整理にいそしんだ。
  本番後の一時期は、本当に独特なものがあると思う。以前、役者として参加した公演では、本番が終わったあと、しばらくは精神的にまったく立ち上がれなかった。たとえ役であっても、自分が獲得してきたキャラと、突然引き離されるのが寂しくて、それまで一緒に芝居を作ってきた仲間たちと、急に会えなくなるのが寂しくて寂しくて、一人でよく泣いた。泣いても仕方ないんだけど。以来、公演後というのはそういうものなんだ、と思って、自分の気持ちをうまくコントロールできるようにしている。でも、やっぱり寂しいものは寂しい。
  
  さて、また明日。愛すべきみんなに会えるのが本当に楽しみである。おやすみなさい。
  
 
5月19日(月)
  
 
  昨日・おとといで、第2回公演が終わった。
  いやはやいやはや。思いっきりゴールを走り抜けた後、しばらく止まれないように、なんだかまだ終わったような実感がない。今日もまだ何かいいものを見つけると「事務所の小道具に使えるかも」と思ったり、「あの人にチラシ渡したら来てくれるかも」と考えたり、最終回のことを思い出しては「今度の稽古であそことここをダメ出しして・・・」とか考えていたりする。だから、もう終わったっちゅうに!と、何度自分で突っ込みを入れたことか。
  まだ記憶が新しいうちに、先週の熱い熱い1週間を振り返ってみたい。

  火曜日に、西荻南区民集会所で最後の稽古場稽古が終わった。ここの稽古場は珍しく窓口の人が感じがいいので、私は気に入っている。帰り際に「どうぞまたおいでくださいね」と言われて、ちょっと切ない気持ちになる。もう稽古場で、この公演の稽古をすることはない。小屋に向けて、旅立たなければならないときが来たから。そして、この日はとまっち20歳の誕生日前日を記念して、前夜祭を行う。と言ってもいつもの飲み屋へ。騒いでいたらあっという間に終電がなくなってタクシー帰りとなってしまった・・・。

  水曜日は、荷物積み込みの日。小屋への搬入をスムーズにするために、前の晩に必要な道具類を全部トラックに乗せて、劇場のそばにとめておくのである。
  ドライバーは啓介くん。隣に私と賢ちゃんが乗り、いざ出発。まずは我が家で事務机やその他もろもろの必要なものを積み込む。途中で木材を買い込んだりしながら各積み込みポイントを回る。佐野くんちでパネルとまさみさんを乗せた後、賢ちゃんはかわいそうだが荷台へ移動。続いてまさみさんの実家へ行ってソファと茶箱を積む。ついでに私の実家でデスクのいすを積む(このいすは「ばかみたいに重いいす」と名づけられた)。それから引き返してとまっち家へ向かう途中にまさみさんを降ろし、賢ちゃんは無事に座席に復帰。そしてとまっち家に着いて驚いた。・・・な、な、なんて立派なマンションなんだ!くぅ〜、とまっち、恵まれているのう。そこで機材を積み込んで、20歳になったばかりのとまっちとさよならしたあと、西荻窪へ。車をとめる頃ちょうど雨が降り出して、タイミングが悪い。「貴弘が笑ってるよ、絶対!!」と叫びながら大戸屋で夕ごはん。それで10時ぐらいだったかなあ。3人とも、ほとほと疲れきってさすがに無口になっていた。しっかしまあ、啓介くんのドライバーぶりにはかっこよくて脱帽。彼は男っぷりを50ポイント上げた。

  木曜日、いよいよ小屋入り!!私もこの日ばかりは一日仕事を休んで9時に小屋入りする。とまっちと役者数名、それにみっちーが仕込みに来てくれた。感謝!!
  仕込み図にそって、舞台と客席を作っていく。男性陣がパネルを立て、女性陣は幕の準備等をする。妊婦の月ちゃんは、せっせとパンフレットを折ったり折込をしたりしてくれた。小屋に備え付けてある幕類が、どうも大きさがはっきりせず数も足りないなどいろいろ難問はあったが、賢ちゃん・啓介・貴弘の若者3人組がバトンを飛び移りながらどうにかちょうどいいように幕を吊りこんでくれた。平行して照明も吊りこむ。これは、ほとんどみっちーにおまかせ。。。7時半ごろ、照明を除いて舞台が出来上がり、10時の撤収までの間、本物の舞台で少し稽古をすることができた。よかった〜。

  金曜日、仕込み2日目。私は、午前中は仕事をして1時半ごろ小屋に到着。照明のシュートも順調に終わったようで、音チェックをしている段階だった。予定通り15:00から場当たりを始めることができ、しかも予定の18時より前に終了。19:00から、しっかりゲネを行うことができた。こんなにタイムテーブルどおりにことが運んだ芝居は初めてだ。手際よく準備・調整してくれたみっちー・とまっち・優ちゃんに感謝感謝である。

  そして土曜・日曜と本番を迎えた。
  芝居のできばえに関しては、お客さんの一人ひとりが感じてくれたとおりだと思う。まだまだな部分もあったし、いつも以上にいい感じで感情があふれていたところもあった。芝居はやっぱり生ものだから、4回の公演が一回一回全部違う。お客さんの反応も違うし、役者のテンポやテンションもぜんぜん違う。私はすべての回を客席で見た。もう私には何も手出しはできないけれど、心の中でひたすら声援を送り続けていた。公演中も休憩時間も、劇場にいられること、芝居を作れることがとても幸せに感じられた。そして、私のつたない演出に耳を傾けてくれる仲間たちがいて。同じ顔ぶれで、同じ舞台を作ることはたぶんもう二度とない。その限られた時間がいとおしくてたまらなかった。なので、みんなでたくさん体を動かして、たくさん遊んだ。
  最終回が終わると、当日スタッフのみなさんや、見に来てくれた佐野くんや水沢さん、それに啓介くんが所属する劇団G−gateの方々も手伝ってくれて、激しくバラシが始まった。みんな手際よく、2日間かけて仕込んだセットが、あっという間にばらされていく。ちょっとあっけなくて淋しいけど、でもさっぱりしてけっこう気持ちいい時間。搬出部隊を待ちながら打ち上げへとなだれ込む。当日スタッフやバラシスタッフも大勢残ってくれて、にぎやかな打ち上げになった。二次会から搬出部隊も合流し、当然もう終電はないので三次会は朝までカラオケ。愛すべきみんなのテンションにひたっている間に、あっという間に朝に!オールした一夜がこんなに短く感じたことってない。それだけ楽しかったということ。

  なによりもまず、今回の公演にいらしてくださった皆さん、本当にありがとうございました。一般のお客様はもちろんのこと、佐野くん、磨美さん、ヒロさんといった、旗揚げのときの仲間に見てもらえたのはまた別の意味で力になりました。そして、仕込みからバラシまで、貴重な週末の時間を割いて手伝ってくれた皆さん。本当に感謝しています。今回は、ちょっと淋しさが長く尾を引きそうです。でも、いつまでもそうしてはいられないので、気持ちを切り替えていきたいと思っています。スペシャル・サンクス!
  
  
 
5月4日(日)
  
 
  さて、いよいよ公演月に突入。5月である!!

  ゴールデンウイークを利用して、昨日・今日と1泊で、合宿稽古に行ってきた。合宿といっても、場所はなんと東大のそばの旅館つたや・・・むちゃくちゃ都内じゃん!!まあ、場所はともあれ、寝食をともにして心置きなく稽古をするのが目的なわけだし、移動に長い時間を使うくらいなら稽古時間に回したい・・・ということで、フツーに中央線に乗って待ち合わせの御茶ノ水駅へ向かう。マーケン氏にいたっては、なんと自転車で参加。今回合宿には参加しないとまっちが、合宿での稽古に使えるようにと、BGMの入ったMDを届けに来てくれた。感謝感謝!!
  宿は、泊まる当日と翌日の昼間も稽古部屋が使えるところという条件で、インターネットで探した。たどり着いてみると、いかにも昔ながらの旅館、といった感じの風情・・・きっと受験とか、運動部の遠征などで使うのだろう。入り口にはもちろん、劇団気球計画ご一行様、という看板が。
  部屋は、泊まる部屋が男性用・女性用の2つと、稽古部屋として1室を貸してくれた。稽古部屋は12畳ぐらいのカーペットじきの部屋で、少し狭かったがまあ十分。到着後、さっそくアップをして稽古に入る。最初にゲームやエチュードなどをたっぷりとして、抜き稽古に入る。合宿だ〜!というハイテンションも手伝って、今まで課題だったシーンも、役者のノリがとてもいい。交代でお風呂に行ったり買い出しに行ったりしながら、9時半までみっちり稽古ができた。とても充実した稽古になった。
  夜は、もちろん酒盛り。終電を気にしなくていいし、眠ってしまってもOKとあって、みんなが持ち寄ったり、買い出ししてきたたくさんのお酒がどんどん減っていく。芝居の話をたくさんできて、楽しかった。途中散歩に行く者もいたり、ちょっと寝てはまた起きる者もいたり、しまいにはなんだかわけの分からん状態だったが、とにかく私が寝たのは6時40分ごろだったらしい(ぶっさん談)。

  2日目(っていうか、ほとんど境目なし)の今日は、もちろん地を這うような目覚めだった。しかし、鬼のように筋トレも含めてしっかりアップをする。あんなに気持ちの悪い筋トレは、二度とないだろう。みんながいるからできるけど、二日酔いで筋トレをするのはやめたほうがいいと思います。
  そんな調子で、稽古を始めたときは全員立ったままでも眠れそうなほどくらくらだったが、なぜかものすごく集中した抜き稽古になった。今までそこまで感じたことのないシーンで感情がぐわーっと来て、びっくりする。思わず目をうるませながら見入ってしまった。やっぱり、極限状態にあるときは、火事場のバカ力のようにパワーが出るものなんだな。これをぜひ本番につなげて、お客さんに見せたい!!と痛烈に思った。
  午後は、2時から総通し。とまっちも来てくれて、初めて音ありでの通しである。さすがに火事場のバカ力もそんなに長くはもたないようで、ちょっと役者の疲れが見え、テンションが低かったのが残念だったが、あちこちでとてもいい表情や目ヂカラや気持ちが見えたので、この方向でまたがんばろうと思った。

  というわけで、私は今もまだ脳が微妙にアルコール漬け。そして猛烈に眠い。何はともあれ、おやすみなさい。